Fedora 10インストール

最終更新日: 2015.05.16

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■概要

世界最大のシェアをもつLinuxディストリビューションであるRed Hat Linuxのフリー版の後継OS、Fedora 10をインストールする。
ここではインストールパッケージは必要最小限におさえ、あとで必要なものを個別にインストールしていく。

Fedora 10リリースノート


■Fedora入手

(1)FedoraのダウンロードページからインストールCDイメージ(Fedora-10-i386-disc1.iso,Fedora-10-i386-disc2.iso,Fedora-10-i386-disc3.iso,Fedora-10-i386-disc4.iso,Fedora-10-i386-disc5.iso)をダウンロードする。
※インストールディスクは6枚あるが、当サイトのインストール手順では5枚のみしか使用しない

(2)ダウンロードしたCDイメージが破損していないかチェックするために使用するSHA1SUMをCDイメージと同じフォルダにダウンロードする。
※SHA1SUMのダウンロードは、ブラウザがIEの場合、リンク右クリックで「対象をファイルに保存」でダウンロードする

(3)Windows用のsha1sumコマンドをCDイメージと同じフォルダにダウンロードする。

(4)ダウンロードしたCDイメージが破損していないかチェックする。
C:\Documents and Settings\xxxxxxxx>cd C:\Documents and Settings\xxxxxxxx\デスクトップ\Fedora
 ← CDイメージ保存フォルダへ移動

C:\Documents and Settings\xxxxxxxx\デスクトップ\Fedora>sha1sum -c SHA1SUM.txt ← SHA1SUMチェック実行
Fedora-10-i386-DVD.iso: FAILED open or read ← Fedora-10-i386-DVD.isoはダウンロードしてないのでNGでOK
Fedora-10-i386-disc1.iso: OK ← インストールディスク1枚目OK
Fedora-10-i386-disc2.iso: OK ← インストールディスク2枚目OK
Fedora-10-i386-disc3.iso: OK ← インストールディスク3枚目OK
Fedora-10-i386-disc4.iso: OK ← インストールディスク4枚目OK
Fedora-10-i386-disc5.iso: OK ← インストールディスク5枚目OK
sha1sum: Fedora-10-i386-disc6.iso: No such file or directory
Fedora-10-i386-disc6.iso: FAILED open or read ← インストールディスク6枚目はダウンロードしてないのでNGでOK
sha1sum: Fedora-10-i386-netinst.iso: No such file or directory
Fedora-10-i386-netinst.iso: FAILED open or read ← Fedora-10-i386-netinst.isoはダウンロードしてないのでNGでOK
sha1sum: WARNING: 3 of 8 listed files could not be read

(5)ダウンロードしたインストールディスクイメージをメディアへ書き込む。
ダウンロードしたディスクイメージを右クリック⇒「ディスク イメージの書き込み」または「プログラムから開く」⇒「Windows ディスク イメージ書き込みツール」を選択してインストールディスクイメージをメディアへ書き込む。
Windows 7/8でISO/IMGファイルをCD/DVD-Rに書き込む参考


■Fedoraインストール


FedoraインストールディスクをCDドライブにセットして再起動する。
※BIOSの設定で1番最初にCDからブートできるようになっている必要がある
  1. Fedoraインストール実行
    Install or upgrade an existing systemを選択してENTER



  2. メディアチェック
    「Skip」を選択※カーソルの移動はTabキーで、決定はEnterキー押下



  3. Fedoraグラフィカルインストーラ起動
    「Next」



  4. 言語選択
    「Japanese(日本語)」を選択して「Next」



  5. キーボード設定
    「Japanese」を選択して「次」



  6. ホスト名設定
    「ホスト名」にサーバーのホスト名(例:fedora.fedorasrv.com)を入力



  7. タイムゾーン設定
    「アジア/東京」を選択
    「システムクロックでUTCを使用」のチェックをはずして「次」



  8. rootユーザー(管理ユーザー)パスワード設定
    任意のrootユーザーパスワードを2箇所入力して「次」



  9. ディスクパーティション設定
    「選択したドライブ上のすべてのパーティションを削除してデフォルトのレイアウトを作成します。」を選択して「次」
    ※警告ウィンドウが表示されたら「変更をディスクに書き込む」をクリック



  10. インストールパッケージ選択
    「オフィスとプロダクティビティ」のチェックをはずす
    「今すぐカスタマイズする」を選択して「次」



  11. 「デスクトップ環境」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    全てのチェックをはずす



  12. 「アプリケーション」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    全てのチェックをはずす



  13. 「開発」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    「開発ツール」のみ選択して他は全てチェックをはずす



  14. 「サーバー」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    全てのチェックをはずす



  15. 「ベースシステム」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    「ベース」のみ選択して他は全てチェックをはずす



  16. 「言語」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    「日本語のサポート」のみ選択して他は全てチェックをはずして「次」



  17. インストール準備完了
    「続行」



  18. パッケージのインストール
    インストールが完了すると次のCDへの交換要求がくるので、CD5までインストールする

  19. インストール完了
    「再起動」



Fedora 10起動後の画面



■Fedoraネットワーク設定

Fedora10では自動でIPアドレス自動取得(DHCP)に設定されてしまうので、インストール後に固定IPアドレス指定に変更する。
※サーバーには通常固定IPアドレスを割り当てる

fedora login: root ← ログインユーザ名としてrootと応答
Password: ← Fedoraインストール時に指定したrootのパスワードを応答※パスワードは表示されない
[root@fedora ~]#  ← rootでログインできた

[root@fedora ~]# system-config-network ← ネットワーク設定開始

  1. ネットワークデバイス設定
    「Edit a device params」を選択してENTER



  2. ネットワークデバイス選択
    該当のネットワークデバイス(通常はeth0)を選択してENTER



  3. IPアドレス設定
    「Use DHCP」の選択解除※SPACEキー押下
    「Static IP」にサーバーのプライベートIPアドレス(例:192.168.1.20)を入力
    「Netmask」にサーバーのネットマスク(例:255.255.255.0)を入力
    「Default gateway IP」にルーターのプライベートIPアドレス(例:192.168.1.1)を入力して「OK」



  4. ネットワークデバイス設定保存
    「Save」



  5. ネットワークデバイス設定終了
    「Save&Quit」



[root@fedora ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 ← eth0設定ファイル編集
ONBOOT=no
↓
ONBOOT=yes ← システム起動時にネットワークデバイスを起動する

[root@fedora ~]# echo DNS1=192.168.1.1 >> /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
 ← プライマリDNSサーバーにルーターのプライベートIPアドレス(例:192.168.1.1)を指定

[root@fedora ~]# /etc/rc.d/init.d/NetworkManager stop ; /etc/rc.d/init.d/network start
 ← NetworkManager停止&network起動

[root@fedora ~]# chkconfig NetworkManager off ← NetworkManager自動起動解除

[root@fedora ~]# chkconfig network on ← network自動起動設定



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