Fedora 12インストール

最終更新日: 2015.05.16

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■概要

世界最大のシェアをもつLinuxディストリビューションであるRed Hat Linuxのフリー版の後継OS、Fedora 12をインストールする。
ここではインストールパッケージは必要最小限におさえ、あとで必要なものを個別にインストールしていく。

Fedora 12リリースノート


■Fedora入手

(1)Fedoraのダウンロードページからインストールディスクイメージ(DVDまたはCD1枚目,CD2枚目,CD3枚目,CD4枚目,CD5枚目)をダウンロードする。

(2)ダウンロードしたディスクイメージが破損していないかチェックするために使用するCHECKSUMをディスクイメージと同じフォルダにダウンロードする。
※CHECKSUMのダウンロードは、ブラウザがIEの場合、リンク右クリックで「対象をファイルに保存」でダウンロードする

(3)Windows用のCHECKSUMコマンド群をダウンロード&解凍後、でてきたsha256sum.exeをディスクイメージと同じフォルダに格納する。

(4)ダウンロードしたディスクイメージが破損していないかチェックする。
C:\Documents and Settings\xxxxxxxx>cd C:\Documents and Settings\xxxxxxxx\デスクトップ\Fedora
 ← ディスクイメージ保存フォルダへ移動

C:\Documents and Settings\xxxxxxxx\デスクトップ\fedora>sha256sum --check Fedora-12-i386-CHECKSUM.txt ← SHA256SUMチェック実行
ダウンロードしたディスク分についてOKと表示されることを確認

(5)ダウンロードしたインストールディスクイメージをメディアへ書き込む。
ダウンロードしたディスクイメージを右クリック⇒「ディスク イメージの書き込み」または「プログラムから開く」⇒「Windows ディスク イメージ書き込みツール」を選択してインストールディスクイメージをメディアへ書き込む。
Windows 7/8でISO/IMGファイルをCD/DVD-Rに書き込む参考


■Fedoraインストール


Fedoraインストールディスク(CDの場合1枚目)をディスクドライブにセットして再起動する。
※BIOSの設定で1番最初にディスクドライブからブートするように設定しておくこと
  1. Fedoraインストール実行
    Install or upgrade an existing systemを選択してENTER



  2. メディアチェック
    「Skip」を選択※カーソルの移動はTabキーで、決定はEnterキー押下



  3. Fedoraグラフィカルインストーラ起動
    「Next」



  4. 言語選択
    「Japanese(日本語)」を選択して「Next」



  5. キーボード設定
    「日本語」を選択して「次」
    ※警告ウィンドウが表示されたら「ドライブの再初期化」をクリック



  6. ホスト名設定
    「Hostname」にサーバーのホスト名(例:fedora.fedorasrv.com)を入力して「次」



  7. タイムゾーン設定
    「アジア/東京」を選択
    「システムクロックでUTCを使用」のチェックをはずして「次」



  8. rootユーザー(管理ユーザー)パスワード設定
    任意のrootユーザーパスワードを2箇所入力して「次」



  9. ディスクパーティション設定
    「ドライブ全域を使用」を選択して「次」



  10. インストールパッケージ選択
    「オフィスとプロダクティビティ」のチェックをはずす
    「今すぐカスタマイズする」を選択して「次」



  11. 「デスクトップ環境」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    全てのチェックをはずす



  12. 「アプリケーション」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    全てのチェックをはずす



  13. 「開発」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    「開発ツール」のみ選択して他は全てチェックをはずす



  14. 「サーバー」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    全てのチェックをはずす



  15. 「ベースシステム」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    「ベース」のみ選択して他は全てチェックをはずす



  16. 「言語」パッケージグループのインストールパッケージ選択
    「日本語のサポート」のみ選択して他は全てチェックをはずして「次」



  17. パッケージのインストール
    CDの場合インストールが完了すると次のCDへの交換要求がくるので、指定されたCDに交換してインストールを継続する

  18. インストール完了
    「再起動」



Fedora 12起動後の画面



■Fedoraネットワーク設定

Fedora12では自動でIPアドレス自動取得(DHCP)に設定されてしまうので、インストール後に固定IPアドレス指定に変更する。
※サーバーには通常固定IPアドレスを割り当てる

fedora login: root ← ログインユーザ名としてrootと応答
Password: ← Fedoraインストール時に指定したrootのパスワードを応答※パスワードは表示されない
[root@fedora ~]#  ← rootでログインできた

[root@fedora ~]# system-config-network ← ネットワーク設定開始

  1. ネットワークデバイス設定
    「Edit a device params」を選択してENTER



  2. ネットワークデバイス選択
    該当のネットワークデバイス(通常はeth0)を選択してENTER



  3. IPアドレス設定
    「Use DHCP」の選択解除※SPACEキー押下
    「Static IP」にサーバーのプライベートIPアドレス(例:192.168.1.20)を入力
    「Netmask」にサーバーのネットマスク(例:255.255.255.0)を入力
    「Default gateway IP」にルーターのプライベートIPアドレス(例:192.168.1.1)を入力して「OK」



  4. ネットワークデバイス設定保存
    「Save」



  5. ネットワークデバイス設定終了
    「Save&Quit」



[root@fedora ~]# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 ← eth0設定ファイル編集
ONBOOT=no
↓
ONBOOT=yes ← システム起動時にネットワークデバイスを起動する

[root@fedora ~]# echo DNS1=192.168.1.1 >> /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
 ← プライマリDNSサーバーにルーターのプライベートIPアドレス(例:192.168.1.1)を指定

[root@fedora ~]# /etc/rc.d/init.d/NetworkManager stop ; /etc/rc.d/init.d/network start
 ← NetworkManager停止&network起動

[root@fedora ~]# chkconfig NetworkManager off ← NetworkManager自動起動解除

[root@fedora ~]# chkconfig network on ← network自動起動設定



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