バッグ破裂?それともセット? 上級者で合計11ビッドの時、バッグを気にしている人はけっこういると思います。 じっくり我慢してゲーム後半でのバッグ破裂を狙うか?チャンスがあればその時点でセットを狙うか?即席チームでは、お互いに相手のことがよく分からないのでどうしたら良いか悩みます・・・・。 ここでは、どっちを狙ったらよいかを考えてみたいと思います。 まず、何ディールぐらいでゲームは終わってしまうか考えてみましょう。 毎回の合計ビッドは10〜12ビッドになることが多く、真ん中の11ビッドより、どちらかというと合計10ビッドに近くなることが多く、平均50〜55点取れるとします。 すると、50〜55点×10=500or550点となり、約10ディールでゲームは終わってしまいます。 ただ、これは平均で考えているのであって、どちらか先に500点に達した時点で勝ちということを考えると、ハンド運に左右され9ディールや8ディールで終わってしまうことも往々にしてあるでしょう。 続いて、試しに合計10ビッドでセットした時のことを考えてみるとします。 自分達=8 OP=2 +84点、-20点 その差 約100点 自分達=3 OP=7 +34点、-70点 その差 約100点 自分達=5 OP=5 +54点、-50点 その差 約100点 このことから、合計10ビッドの時にセットすると常に約100点差が生まれることが分かります。(ニルがいる時を除いて。) 合計11ビッド、12ビッドではどうでしょう? 自分達=6 OP=5 +63点、-50点 その差 約110点 自分達=4 OP=8 +42点、-80点 その差 約120点 以上のことから、合計10ビッドでは約100点差が生まれ、合計11ビッドでは約110点差、合計12ビッドでは約120点差が生まれるということが分かります。 ただ、バッグ破裂が心配ですね〜・・・。 試しに、合計9ビッドで2回連続セットをしたときの事を考えてみましょう。 自分達=3 OP=6 +35点、-60点 その差 約90点 自分達=4 OP=5 (35+45)−100=-20点、-110点 その差 90点 合計9ビッドの時、2連続セットをしたら常に90点の差が生まれるわけです。ただ、ちょっと効率が良くないかな・・・・・。 合計10ビッドや11ビッドの連続セットについては、自分で考えてみてください。 ちょっと面倒なので、省略します<(_ _)> 以上のことからまとめると、合計9ビッドではバッグが溜まってちょっと効率が悪いのでセットは控えます。合計10ビッドでのセットの効果は一応ありますが、合計9ビッドと同様にあまり効率がいいとは思えないので中途半端なバッグが溜まってしまうと思ったときだけセットを狙うようにします。合計11ビッド以上は、バッグがほとんど溜まらずセットの効果が大きいので、もちろんセットを狙ったほうがいいでしょう! 平均50〜55点×10=500〜550点 約10ディールでゲームは終わってしまうとします。 毎回合計11ビッドで1バッグ多く取ったとして、 1×10=10バッグ 1度破裂します。ただし、10ディールもあるとニルが出るので帳消しになります。 毎回1.5バッグでは 1.5×10=15バッグ 1回破裂。しかし、その後の余分なバッグは「終盤のビッドは1ビッド分の価値がある!」(こやさんのホームページより)と言われるように、有効に働くバッグとなるでしょう! 毎回2バッグだと 2×10=20バッグ 2回破裂します・・・・。 しかし、ハンド運がよく毎回約60点取れたとすると、約9ディールでゲームは終わってしまうので、2×9=18バッグ 1回破裂しますが、2回目はぎりぎり破裂しないでしょうw 一番可能性があるのは、バッグ戦も考慮に入れ毎回1.5〜2バッグなので1ゲーム1回破裂、多くても2回しか破裂しないでしょう。しかも、バッグは一つ1点なので実質「−90点」しかならないのです。また、ニルが1回成功すればバッグの破裂分は帳消しになってしまいます。 このように色々考えてみると、やはり11ビッドはセットに行ったほうが、セットの技が磨けるし、お互いにトリックを取り合うことで自分達のビッドも伸びやかになり色んなメリットが考えられるでしょう(*⌒▽⌒*) では、いったい何がゲームを左右するのでしょうか? それは、明らかな無理ニルで失敗する事と、セットされることでしょう。無理ニルやセットで100点近く差が開いてしまうと、その点差を縮めたいと思い、また少し無理なビッドをして泣きっ面に蜂というような結果になってしまうこともあります。だから、この2つのミスが極力少なくなれば、堅実なプレーで試合も有利に戦えると思います。 |