では、マイホームの構造部分の工事現場を、自分でチェックする際のポイントを見ていきましょう。
チェックするタイミングは、上棟式の直後です。
上棟式の際に、設計者などにゆっくり説明してもらうことも良いでしょう。
マイホームの構造部分のチェックは、かなり難しいものです。
材料の寸法が多種多様で、接続方法も専門的になるので、あなたには分かりにくいものがたくさんあります。
そこで、チェックというよりは、構造部分が見える状態のときに、たくさん写真に収めることを中心に行動しましょう。
デジタルカメラならば、かなりの枚数を撮影することが出来ます。
出来る限りたくさん、いろいろな部分を写真に撮っておけば、後でじっくりチェックすることも可能です。
木材を補強する金物などは、壁工事の直前にしっかり締めたり釘を規定数打ち増すこともあります。
ですから、一回現場に行ったくらいでは判断が出来ません。
金物を自分でチェックしたい場合は、工事監理者(または設計者)に完了時期を確認しましょう。
構造部分は、工事の進行によってすぐに見えなくなってしまいます。
ですから、上棟式以降しばらくは、マイホームの工事現場に出向く回数を増やし、出来るだけたくさん写真に撮るようにしましょう。
特に金物部分については、同じ場所であっても毎回撮影することが大切なポイントなのです。
万が一、あとで構造部分の問題が発覚しても、写真の記録があれば専門家のチェックが容易になりますし、手直しの請求もスムーズに行なえます。
次は、屋根と外壁部分です。
基礎を見るポイント--------------------------------------------------------屋根と外壁を見るポイント